クレジットカードで家賃を払うとポイントが貯まるのか?

そもそも、クレジットカード払いに対応している賃貸物件を探さなければなりません。一般にクレジットカードによる家賃の支払いは、家主(大家)さんにとってあまりメリットがありません。どこのサイトをみても同じことが書かれていると思いますが、クレジット決済手数料として数%引かれますから、家主さんの取り分が減ってしまいます。とはいえ、まったくメリットが無いかというとそうでもなく、収納管理が楽になるというのと、借り主の社会的信用をカード会社が担保してくれるので、貸し倒れリスクが減らせるというのがあります。

一部では、クレジットカード払いに対応していることをウリにしている物件もあるようですが、まず、銀行振込払いとカード払いの場合で、家賃が変わらないことを確認する必要があるでしょう。初めからカード払い可能を謳った物件では、そもそもの家賃を高めに設定して広告しているかもしれません。銀行振込の前提で安く借りられる物件について話を聞き、そしてクレジットカード払いが可能だという場合に、家賃が高くなってしまう物件があったとすると、それはぼったくりということになります。場合によっては、クレジットカード加盟店の規約違反です。

以下に述べるのは、私の個人的な体験ですので、全ての人、全ての物件に該当するわけではありません。参考事例とお考えください。

私は、数年前までは、普通に銀行払いで部屋を借りていたのですが、契約更新の少し前に父が他界し、保証人を頼める人がいなくなってしまいました。そこで、不動産屋から「家賃保証」というサービスを利用することを進められました。家賃保証というのは、簡単に言えば、保証人を代行してくれるということです。保険に保険料が必要なのと同じく、家賃保証サービスを受けるには、家賃保証会社に保証料金を支払う必要があります。この家賃保証会社というのが、クレジットカード会社と提携、もしくは、クレジットカード会社そのものが家賃保証サービスを提供している場合があります。私の場合は後者になります。

クレジットカードで家賃を払った場合、1年間で5000円~10000円相当のポイントが貯まります。その一方で、家賃保証料として、5000円~10000円を支払う必要があるので、貯まったポイントは相殺されます。私が利用しているのは、まさに、貯まったポイントを保証料支払に充当できるという仕組みになっているサービスです。

相殺されるなら得ではないのかというと、そうではありません。普通に銀行振り込みすると、他行宛3万円以上の振込で、1回につき648円もの振込手数料がかかってしまいます。年間で7千数百円もの振込手数料を支払うことになります。クレジットカード払いが可能ならば、振込手数料は不要です。

つまり、貯まったポイントは、家賃保証料で相殺されてしまうので、ポイントは貯まりません。でも、銀行振込手数料がかからない分、得することになります。

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

CAPTCHA(画像認証)

上の画像の最初と最後を除いた3桁の数字を入力して、送信ボタンを押してください。