某基板で、AVRマイコンのアナログ入力ピンを液晶ディスプレイのために全て使ったしまったので、余っているデジタルI/Oピンに温度センサーを接続するためのモジュールを設計してみました。
温度センサLM60の出力電圧をOPアンプで4倍に増幅して、MCP3002でA/D変換し、マイコンからSPI経由で値を読み取ることができます。
VCCの電圧がA/D変換の際の基準電位になりますので、できるだけ正確な5Vを供給する必要があります。
基板配線図 (PDF)
OPアンプは5V単電源で動作するものなら、たいてい使用できます。上の図中ではLMC6482を使用していますが、1個150円と高価(?)ですので、LM358Nで充分です。LM358Nはフルスイングタイプではないので、出力電圧の上限が頭打ちになりますが、計算上72度くらいまで測定できるはずですので、実用上問題はありません。
Arduinoに接続してみます。
1秒ごとに計測して、過去16回の平均値をシリアルポートに出力します。
使用するOPアンプはもちろんのこと、抵抗値の誤差、電源の誤差、等により、±1度程度の測定誤差はすぐ出てしまいます。
LM74という便利なチップがあるらしい。マルツで売っているそうだ。今度買ってこよう。