2GBのSDカードを活用する

Raspberry Piを動かすにはSDカードが必要なのは言うまでもありません。最低2GB、推奨4GB以上となっています。

CUIだけあれば良く、X Windowは使わないような場合は、SDカードの使用容量を削減して、2GBのカードで運用することができます。

といっても、たいしたことではありません。単にX Window関係をアンインストールするだけです。

初期設定

初回起動時、または、raspi-configコマンドを実行して、boot_behaviourの設定で<No>を選択して再起動。piでログイン。sudo suでrootになります。

aptitude

aptitudeを引数無しで実行します。

「Installed Packages」→「x11」→「main」の順に選択する(Enterを押していく)と、X Windows関係のインストール済みパッケージ一覧が表示されます。

「x11 - The X window system and related software」という行を選択して、アンダースコア( _ )を入力します。

およそ15秒くらい待ちます。すると、x11関連のパッケージが紫色で表示されます。

g を押します。

Some packages were broken and have been fixed: ~ と表示されますが、Tabを押して [ Ok ] を選択し、Enterを押します。

再度 g を押すと、パッケージの削除が始まります。しばらく時間がかかります。

Press Return to continue. と表示されたら、Enterを押します。

q を押して、<Yes>を選択し、aptitudeを終了します。

dfコマンドで確認

処理前

Filesystem     1K-blocks    Used Available Use% Mounted on
rootfs           1838936 1492996    252552  86% /
/dev/root        1838936 1492996    252552  86% /
devtmpfs          224436       0    224436   0% /dev
tmpfs              44900     220     44680   1% /run
tmpfs               5120       0      5120   0% /run/lock
tmpfs              89780       0     89780   0% /run/shm
/dev/mmcblk0p1     57288   16872     40416  30% /boot

処理後

Filesystem     1K-blocks    Used Available Use% Mounted on
rootfs           1838936 1020608    724940  59% /
/dev/root        1838936 1020608    724940  59% /
devtmpfs          224436       0    224436   0% /dev
tmpfs              44900     220     44680   1% /run
tmpfs               5120       0      5120   0% /run/lock
tmpfs              89780       0     89780   0% /run/shm
/dev/mmcblk0p1     57288   16872     40416  30% /boot

700MBくらい空きができました。