2011-02-14

LPCXpresso / とりあえずuIP

overview

秋月電子通商で激安ARMマイコンを買ってきました。2,800円でイーサネットPHYまで載ってると知って狂喜乱舞。

でもどこから手を付ければ良いのやら。

というわけで、とりあえずサンプルのウェブサーバを動かしてみる手順を紹介します。

ボードを作る

秋月電子通商から以下の部材を買ってきます。

その他、配線用にウレタン被服線を用意します。

LPCXpressoボードにピンヘッダをハンダ付けし、基板に配置します。次に、イーサネットの信号線 RD-, RD+, TD-, TD+ を配線します。

lpcwirelpcxire

モジュラージャックのデータシートに載っているピン配置図は部品面から見た図ですので、ハンダ面から見ると裏返しになるので注意してください。

componentsidewire

ボードを接続

ボードが完成したら、イーサネットケーブルでハブにつなぎ、ホストPCとUSBで接続します。

ホストPCのネットワークは192.168.0.0/24に設定しておきます。

サンプルプログラムをコンパイル

LPCXpressoを起動し、 C:\nxp\lpcxpresso_3.6\Examples\NXP\LPC1000\LPC17xx\RDB1768cmsis.zip をインポートします。

Import Example project(s) をクリック。

import1

RDB1768cmsis.zip を選択。

import2

Nextをクリック。

import3

すべてのチェックボックスを選択してFinishをクリック。

import4

液晶表示は使わないので、#include "lcd.h"をコメントアウト。

commentlcd1

LCD_で始まる行をコメントアウト。

commentlcd2

commentlcd3

commentlcd4

Build 'RDB1768cmsis_uIP' [Debug] をクリック。

build

デバッグを開始するとmain関数の最初の行でブレークします。

debugprogram

Resumeボタンを押します。

resume

ウェブブラウザからアクセス

ウェブブラウザを開き、192.168.0.100をアクセスして、次のようなページが表示されたら成功です。

connected