2010-01-25
「秋月電子AM/FMラジオモジュールをPCから操作する」で制作したラジオ受信装置を利用して、ラジオ放送を受信し、SHOUTcast方式でストリーミング配信するプログラムです。サーバはウィンドウズサービスとして動作し、選局はウェブブラウザで操作します。
使用例
以下のような用途を想定しています。
shoutAkiRaをインストールした本人が管理可能な範囲で、本人の責任の元、個人的な用途で使用することを想定しています。不特定多数のユーザが受信できる状態にすると、著作権または著作隣接権を侵害する恐れがあります。必ず、以下のような方法で、受信可能なユーザを制限するようにしてください。
自前で用意したマシンをインターネットに公開するには、セキュリティ確保のため、高度なネットワークの知識が必要です。外部からの接続を計画する際には、くれぐれも注意してネットワークの構築を行ってください。
shoutakira.zip (実行プログラム)
shoutakira_src.zip (ソースコード)
間違った操作をすると、システムを破壊する恐れがあります。下記の説明でわからないことがある場合は、インストールをあきらめてください。インストールについての個別のサポートは致しかねる場合があります。
また、インストールするサーバのIPアドレスは192.168.0.254であると仮定して説明しますので、各自のサーバアドレスに、適宜読み替えてください。
あらかじめ、Icecast2またはSHOUTcastサーバのインストールが必要です。ここではSHOUTcastは割愛し、Icecast2について説明します。もちろんSHOUTcastサーバでも使用可能です。
http://www.icecast.org/ から、Windows版セットアップをダウンロードしインストールしてください。
Icecast2を起動して、Edit Configuration を選択します。
<authentication>内のパスワードを適切に書き換えます。
次に、<listen-socket>の部分を下記のようにします。
<listen-socket>
<port>8000</port>
</listen-socket>
<listen-socket>
<port>8001</port>
<shoutcast-compat>1</shoutcast-compat>
</listen-socket>
設定が済んだら、Start Serverボタンを押して、Server StatusがRunningになったことを確認してください。
C:\に展開してください。
c:\shoutakira というフォルダができます。
コマンドプロンプトを開いて、
C:\>cd shoutakira\bin C:\shoutakira\bin>shoutAkiRa install C:\shoutakira\bin>
のように、実行します。
次に、設定→コントロールパネル→管理ツール→サービスの順に開きます。
「shoutAkiRa streaming data source service」が登録されたことを確認してください。
次にこれをダブルクリックして、
開始ボタンをクリックしてください。
次にウェブブラウザを開いて、 http://192.168.0.254:8080/shoutakira にアクセスしてください。
「Configure radio device」をクリックすると次のような画面に移ります。
Input Device はラジオボードからの音声入力デバイス、Control Port は、ラジオボードの制御ポートを選択し、Applyを押します。
「Configure SHOUTcast server」をクリックし、配信サーバの設定を行います。
AddressにはIcecast2が動作しているマシンのアドレスを、Portには<listen-socket>に記述した、Icecast2の待ち受けポート番号を、Passwordには<source-password>に記述したパスワードを入力し、Applyボタンを押します。
http://192.168.0.254:8000/ にアクセスし、以下のようなページが表示されたら成功です。
M3Uをクリックすると、Windows Media PlayerやiTunesなどで、聴くことができます。
まずIcecast2サーバを停止してください。
コマンドプロンプトを開いて、
C:\>cd shoutakira\bin C:\shoutakira\bin>shoutAkiRa uninstall C:\shoutakira\bin>
のように、実行します。
最後に、C:\shoutakiraを削除してください。
Manual Tune で、AMかFMを選び、周波数を入力して、Tuneボタンを押すと選曲されます。Insert into presetsを押すと、登録しておくことができます。
配信サーバやメディアプレーヤの内部でバッファリングが行われるため、実放送と再生タイミングは短くても10秒、長いと30秒程度のタイムラグが発生します。選曲してから、実際に聞こえてくるまで、このタイムラグが煩わしいですが、我慢してください。